ビジネスシーンの基本はシャツといわれています。近年、カットソーやニットなど自由なトップスで出勤しやすくなっているものの、スーツ必須の企業やクールビズでもシャツ着用が基本となっている職場ではシャツを選びます。ビジネスにおけるシャツスタイルのストライプ柄はどんな印象なのか。一言で言っても太目細めと柄の種類は様々です。ビジネスマナーにおける適切なストライプシャツとはどんな柄なのかを解説します。
シャツに柄はOKか?
ビジネスマナーにおいてそもそも模様のあるシャツを着用してもよいのか、その部分を疑問視する方もいます。たしかにスーツの下は無地のシャツである事が多かったり、シンプルな白かサックスブルーのシャツといった方が少なくありません。
その為、模様が見えるようなシャツはカジュアルな印象を与え、ビジネス向きではないと思われてしまうかもしれません。
しかし、シャツの模様と一口にいってもその数は膨大です。シックなストライプ柄もあれば愛らしい花柄のシャツ、何らかの幾何学模様が記載されたものなど、その種類は多種多様です。
ストライプ柄はビジネスOK
シャツの模様といえばストライプ柄が有名です。その為、ストライプ柄を着用してビジネスに臨みたいといった方も多いです。ビジネスシーンにおけるストライプ柄の是非について考えていきます。
ストライプ柄はOK
基本的にストライプ柄はビジネスシーンで着用しても問題がないといわれています。上記で解説したようにビジネスマンのシャツというと無地が多いイメージですが、その中でもストライプ柄といった方も少なくないです。
海外では、白の無地のシャツは格式の高いシーンで着用するものといわれており、ビジネスシーンでしっかりとした白シャツといったスタイルはやや違和感を与えるといわれています。その為、こういった業界にいる方であればとくに億劫になる事なく、ストライプ柄をチョイスしてみる事をおすすめします。
ストライプ柄の範囲
ストライプ柄はビジネス的に問題ありませんが、マナー違反となる模様もあるので注意が必要です。
ストライプ柄の着用がNGと鳴る場合はある?
上記でお伝えしているように、ビジネスシーンでストライプ柄は基本的に問題ありません。常識のあるレベルの柄をチョイスするのであれば、どういったシチュエーションでも違和感なくビジネスに励む事が出来ます。
しかし、一方でストライプ柄がNGとされているシチュエーションも存在します。マナー違反となってしまうシチュエーションについて解説していきたいと思います。
冠婚葬祭の時
プライベートではなく、ビジネスで冠婚葬祭に出席する事もあるかもしれません。同僚や上司、役員、取引先の方などの冠婚葬祭に出席する際、基本的には白い無地のシャツを着用する事が求められています。プライベートでも同様で、冠婚葬祭にストライプ柄を着用する事はマナー違反と思われてしまうので注意して下さい。
目上の方との面談
ビジネスシーンで、目上の方と面談する機会も少なくないです。以下のようなシチュエーションの時は出来るだけストライプ柄は避けたいところです。
- 就職活動などにおける面接
- 昇進がかかっている面談
もちろん職種によってもその雰囲気は違いますが、一般的な企業のマナーであれば白や薄い青の無地シャツをチョイスしたいところです。ストライプ柄はカジュアルなイメージをどうしても与えてしまう事から、「真剣さが伝わらない」と思われてしまうかもしれません。
さらに、今後企業にとって重要なシーンでマナー違反をしてしまう恐れもあると判断された場合、せっかくの面談もよい方向に進まないといった可能性もあるのです。目上の方などとの面談がある時は避けたいところです。
大切な商談
ストライプ柄は取引先に行く際にチョイスしても、これといった問題はありません。むしろ、話が円滑に進む可能性すらあります。
しかし、それはカジュアルな取引であったり、常日頃からやり取りしている取引先との話です。つまり、大切な商談をしにいくといった場合、ストライプ柄だとこの商談を軽んじていると思われてしまう事から、メリットがなくなってしまう恐れがあるのです。
もちろん、絶対にダメといったわけではありませんが、場合によってはとてもマナーが守られていないと判断されてしまう事もありますし、取引先の相手が重役であればなおさらです。年齢を重ねている方の中には、こういった場に派手な模様に悪い印象を抱く方もいます。
ストライプシャツを選ぶ時は与える印象を気にしながら種類を慎重にチョイス!
ストライプシャツを着用する事は問題ありません。しかし、一方でそういったスタイルを不快に感じる方がいる事も忘れてはなりません。どのような相手やシチュエーションで着用するのかを考えた上でビジネスマナーを守ったシャツの着用を心掛けて下さい。