住宅ローンをはじめ、大きな借入をした際に返済予定表を作る方は多いかもしれません。また、企業の担当として返済予定表をゼロから作成される方もいるでしょう。プライベートで作る機会は少なくないことから、書き方に悩んでいる方も多いかもしれません。返済予定表とはどんな資料なのか、作り方や書き方、見本について簡単に解説します。
返済予定表について
予定表を作る上で、まず返済予定表について理解しておく必要性があります。意味がわかっていない状態では、それを作成しても理解ができず困ってしまうでしょう。基本について解説していきたいと思います。
返済予定表とは?
その名の通り何らかの借入金が発生した際、その完済までの道筋をまとめておくための予定表です。基本的に以下を記載します。
- 借入総額
- 返済回数
- 返済金額
- 返済日
- どのくらいお金を借りたか
- どの程度返済できているか
- あとどの程度期間が残っているか
返済予定表を作る意味
業務として、貸付けを行った方に提出する場合もあるでしょう。その際、配属されている部署や企業の業務の一環であることから、予定表の作成はそれに従って行うべきです。
一方、ご自身で作る場合はどうでしょうか。基本的に作成は義務ではなく、自分自身を律する上でも作成が求められている書類です。つまり、作成してもしなくてもとりわけ問題のない書類のひとつとされています。
シンプルな返済予定表の書き方
一口にいっても、その種類はさまざまです。書き込む項目ひとつとっても、不要なものから必要なものまでさまざまです。人によって借入金のシチュエーションは違ってくることから、難しく作るのではなく自分に合った予定表を作ることを心がけることが肝心になります。
ここからは、銀行からシンプルにお金を借り入れたといったシチュエーションで、シンプルな予定表を作成してみたいと思います。あくまで見本ですので、これをアレンジしながら作成してみてください。
返済予定表の見本
まず、見本として元利均等返済の予定表を作成していきましょう。まず、上部に返済予定表といった形でタイトルを作成してください。どんな書類なのか一目でわかることも、重要なポイントになってきます。
次に、枠を作って以下の項目を記載していきましょう。この部分は重要なポイントになっていることから、必ず間違いがないように作成されているようにしてください。
- 借入先
- 借入金額
- 借入日
- 返済回数
- 返済開始日
- 年率
返済回数などを書き込んでいく
上記でお伝えした部分を上部に作成し、中心から下部は返済について記載できる項目で作っていきます。まず、左側には回数を作成してください。
横枠には以下の項目を記入していけばよいでしょう。こちらも間違わないように数字を書き込む時は、細かくしっかりと記入していくことが求められます。
- 返済年月
- 返済額
- うち元金
- うち利息
- 借入金残高
生活費と一緒に
ご自身でわかりやすく、さらに書き込みやすいように作るといった方法もあります。予定表だけを作るのであれば、単純に上記のような作り方で問題ありませんが、家計と別になっていることから、全体像がわかりにくい可能性もあります。
そこでおすすめなのが、全体の収支の中にも返済予定表を組み込む方法です。
返済予定表をつけるメリット
メリットとしては、単純に可視化できるだけでなく、自分自身の生活を見直すことができるといった部分があります。返済予定表に記載されてるのは、実際に借入た金額を返していくべき金額です。そこには利息なども含まれますが、毎月の支出として返済金をしっかりと理解することができます。
支出していった額がしっかりと可視化できることで、自分がほかにどこを節約しなければならないか、そういった部分をしっかりと受け止めることが可能です。返済予定表をつけていないと、大丈夫だろう…と頭の中で勝手な計算をしてしまうことから、どうしても返すのが滞ったり、厳しいやりくりになってしまいます。
住宅ローンを始めとする様々なシーンで必要な返済予定表の作成は慎重に!
返済予定表は、幅広いシーンで利用されます。住宅ローンについては特に多くの人にとって身近です。琴線に関わる作成資料の為、金額の記入に誤りのないように注意を払った作り方が求められます。難しいフォーマットではなく簡単なものを利用すると作成しやすいでしょう。テンプレートなどを利用しながら作成してみてください。